[พ]映画「ゾンビ・アルカトラズ(Rise of the Zombies)」/期待を裏切らないB級ゾンビ作品 @kun_maa
こんにちは!ゾンビっていいよね @kun_maa です。
今回はパッケージの説明に惹かれて、このゾンビ・アルカトラズ(原題:Rise of the Zombies)を観てみました。
パッケージの内容説明には次のように書いてあります。
脱出不可能な監獄島は、人類最後の要塞となった
20XX年、世界はゾンビに支配された。 アルカトラズ島にたてこもったわずかな生存者たち。 死者の侵入を防げるのは、もはや監獄の檻しかない。そして人類の運命を賭けた、明日なき戦いの幕が切って落とされる。
なんかすごくおもしろそうじゃありませんか?
でもね、これ大嘘です。
タイトルにもわざわざ「アルカトラズ」って入れるくらいだから、絶対アルカトラズ島に生存者が立て籠って、ゾンビと戦う映画だと思いますよね。
島の中で人間同士のエゴのぶつかり合いや、勢力争いみたいなものも期待しますよね。
でも、そんなシーンはまったくありません。
主人公たちは、アルカトラズ島に押し寄せるゾンビたちに恐れをなして、早々に島から脱出します。島に残ったのは、娘がゾンビとなってしまった科学者だけ。
ストーリーは、島に残った科学者の実験と脱出組(脱出後に意見の相違から2組に別れてしまう)のサバイバルを軸にして進んでいきます。
この手の映画にはありがちですが人物描写にあまり力を入れていないので、登場人物にはほとんど感情移入できません。もともとそこは期待してなかったけど。
ストーリーも、今ひとつ盛り上がりには欠けます。
ただ、それほど安っぽくないスプラッタシーンはそこそこあります。
登場するゾンビは、ウスノロ系と走り系の中間ぐらいの運動量。早歩きくらいですね。
でも力はあるようで、ゴールデンゲートブリッジの橋桁を海面から橋上まで登ってきたりします。すっげー。
ゾンビの作りも悪くありません。ちゃんと力をいれてメイクしています。
B級映画としては上出来な部類だと思いますよ。
ゾンビたちのお食事シーンはほとんどありません。
グロいシーンはありませんが、この程度の襲われているシーンはあります。
パッケージの内容説明は大嘘ですが、作品自体はB級ゾンビ映画として、それほど悪い作品ではないと思いました。むしろ上出来かな。
いかにもな安っぽいシーンもないし、けっこう頻繁にゾンビたちに襲われるので緊張感は続いて、途中で退屈することもありません。
特に際立った特徴はない平凡と言えば平凡な作品だけど、ゾンビ映画としては、これもありだと思います。
YouTubeにちゃんとPVもありました。
この編集上手いなあ。これじゃ内容を勘違いしちゃうよ。
5割増くらいおもしろそうに見えるし。
ゾンビ好きなら、まあまあ楽しめて許せる作品だと思います。
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