[พ]映画「バイオハザード・アイランド」/低予算ゾンビ映画の醍醐味を堪能できます @kun_maa
こんにちは!最近ゾンビ成分が足りません @kun_maa です。
このDVDのジャケットからして、本家バイオハザードのミラ・ジョボビッチを意識していることが見え見えな「パチもんバイオハザード映画」ですが、中身はそれほど悪くありません。
そりゃ、もちろん本家と比べちゃダメですよ。どこにもバイオハザード的要素なんてありませんからね。
タイトルには目をつむって、低予算のゾンビ映画として楽しみましょう。
原題にはバイオハザードなんて一言もない「Dead Season」って映画なんですから。
さて、この作品はゾンビが蔓延したアメリカが舞台です。
でも、都会で撮影するほどの予算はなかったんでしょうね。ゾンビがいないという噂の島にボートで逃げ込む主人公たち。
ところが、噂はしょせん噂で、島にもゾンビがうじゃうじゃいて、油断していた主人公たちはゾンビに囲まれてしまいます。
絶体絶命のところを救ってくれたのが、先にこの島に上陸して生活していた連中。
主人公たちはその仲間になって、島で生活することになりますが、この島は元軍事施設で過去に行った核実験のために植物は汚染されていて食べることはできません。
ヤシとかパパイヤとかあるけどみんな腐ってて食べられません。
という前振りがあって、じゃあ食糧はどうしているのさってなるわけですが、一応残り少ない食糧を管理しながら細々と生き延びているように見えて、そこにはおぞましい秘密が・・・この設定はなかなか斬新でしたね。
最終的には、ゾンビ映画お決まりのバカな行動をする奴によって、築き上げたコミュニティが脆くもゾンビの侵入を許して崩壊していくわけですが、ゾンビの特殊メイクやお食事シーンはまあまあ頑張っているし、ストーリーも単純だけど退屈はさせません。
登場するゾンビは、最初はウスノロ系の昔ながらのゾンビだけですが、途中から進化した全力疾走系ゾンビも登場します。これにはちょっとだけわくわくします。
一応、ゾンビ映画に求められる要素はとりあえず予算の範囲で入れてみましたって感じの映画です。
けっこう頑張ってると思います。
しかし、やはりそこは低予算映画の悲しいところか、ゾンビの絶対数が足りないので派手な戦闘シーンはラストくらいです。
銃による戦闘もほとんどありません。バットや鉈などの打撃・切断系。
でも、タイトルさえ気にしなければ、十分鑑賞に堪えうるB級ゾンビ映画だと思います。
少なくとも、僕は以前紹介した「夜明けのゾンビ」よりも楽しめました。
低予算ゾンビ映画の醍醐味を堪能できる映画だと思います。
[ま]南北戦争時代が舞台のゾンビ映画/夜明けのゾンビ(EXIT HUMANITY)@kun_maa - [ま]ぷるんにー!(พรุ่งนี้)
ラストシーンも、なんとなく希望を持たせた終わり方だし、いいんじゃないでしょうか。
ぜひ見てください!とまではいかないけれど、ゾンビ成分が足りないときの栄養補助剤程度にはオススメできる映画です。
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