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[พ]Another ぷるんにー!(พรุ่งนี้)

映画(ちょいエロ・ゾンビ・ホラーなど)の感想や「おっぱい愛」など、内容が異なるもうひとつの[ま]ぷるんにー!(พรุ่งนี้)

[พ]映画「ゾンビ・ヘッズ 死にぞこないの青い春」/恋するゾンビの青春物語しかもイケメンに限らない @kun_maa

恋するゾンビものといえば、今や「ウォーム・ボディーズ」が最もメジャーな作品となっていますが、2012年日本公開のこの作品「ゾンビ・ヘッズ 死にぞこないの青い春」(原題:DEAD HEADS)もシチュエーションは違うものの、やはり恋するゾンビの物語です。

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ウォーム・ボディーズが、ゾンビが人間に恋をする物語であるのに対して、ゾンビ・ヘッズはゾンビになる前(要するに生きていた時ね)にしていた恋をゾンビになってしまった主人公が成就させようとする物語です。

主人公のマイクは3年前にある男に頭を銃で撃たれて死んでいます。

それがなぜかゾンビとして生き返ってしまったのですが、身体はゾンビだけど生前の記憶や人間としての感情、思考力は残ったままという半ゾンビ状態。

最初は自分がゾンビになったことすら気がつきません。そりゃ意識があれば自分がゾンビだなんて思わないよね。見た目はゾンビだけど。

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マイクはポケットに入っていた指輪を見て、自分が生前にプロポーズをしようと思っていたことを思い出します。そして同じく半ゾンビ状態のテキトー男ブレントに焚き付けられて、その女の子にプロポーズをしに行くことになるのですが、そう簡単に事が進むわけはありません。だってゾンビなんですから。

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彼らを執拗に追いつめるちょっとマヌケなゾンビハンターの存在

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完全にゾンビなんだけど、なぜかマイクとブレントに懐いて一緒に旅をする事になるチーズ。名前の由来は「臭いから」って身も蓋もないな、おい。

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この3人のゾンビがマイクの故郷を目指して旅をするのがメインストーリー。

亡くなった奥さんの遺灰を散骨するために湖へと向かう元軍人の爺さんクリフは、彼らをヒッチハイクさせてくれます。

彼らがゾンビだっていうことに気がついているのか、いないのかよくわからない飄々とした爺さんなんですが、これがまたいい味だしているんですよ。

彼と3人のゾンビの道中を描いたロードムービー要素を上手く取り込んでいて、ゾンビのロードムービー的恋愛青春映画って感じに仕上がっています。

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基本的にコメディー映画なので笑えるシーンが多いのですが、そこはさすがにゾンビ映画ですから、笑えるシーンもグロかったり、ゴアな血しぶきシーンやゾンビのお食事シーンもちゃんとあります。正統派ゾンビ映画ファンも楽しめること間違いなし。

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さまざまな困難を乗り越えて、マイクは元恋人に気持ちを伝える事はできるのか。

そしてなぜ彼は殺されなければならなかったのか。

そんな謎も強引にまとめているところもさすが。

最後までグイグイと物語の世界に引き込まれる、とてもテンポとセンスがいい魅力的なゾンビ映画だと言えるでしょう。

彼女にゾンビ顔を見せることができずに着ぐるみを着て、正体を偽り話しかけるマイクのいじらしさと、ついに決心して被り物を外した途端に入る邪魔に泣けます。

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心が折れて彼女の事をあきらめようとするマイクに対して、勇気づけ必死で励ますブレントの予想外の真剣さに心を打たれます。

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グロあり、笑いあり、涙ありのまさに「死にぞこないの青春映画」です。

ウォーム・ボディーズでは主人公Rのひたむきな愛に涙しましたが、本作では主人公マイクの健気だけど必死な愛とブレントやチーズとの友情に涙します。

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細かいことを言えば、マイクは頭を銃で撃たれて死んだのに何でゾンビとして生き返る事ができたんだ?とか、チーズは完全にゾンビなのになぜ意思を通わせる事ができるの?とか、マイクの彼女やその父親の気持ちや行動が不可解だとか、その他にもいろいろ突っ込みどころはありますが、それでもなお、笑えて、残酷シーンも楽しめて、感動で泣けるという貴重なゾンビ映画なので、ゾンビ好きな人もそうでもない人も一度観てみてください。かなりオススメの作品です。

それに、ウォーム・ボディーズはRがイケメンだったからゾンビと人間の恋愛が成り立ったという意見がありますが、この作品のマイクはぜんぜんイケメンじゃないです。どちらかといえばオタク顔です。それでもしっかりと純愛と青春しているところがすばらしい!

ただしイケメンに限る」の世界じゃないところに勇気がもらえるじゃあないですか。

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