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映画(ちょいエロ・ゾンビ・ホラーなど)の感想や「おっぱい愛」など、内容が異なるもうひとつの[ま]ぷるんにー!(พรุ่งนี้)

[พ]僕にとってゾンビ映画の原点「ゾンビ」はやっぱり今でもワクワクする傑作だった @kun_maa

一昨日からひいている風邪がいくら寝てもよくならず、呼吸器系がすごく苦しいけど、熱がないことだけが気持ちの上での最後の砦だったのですが、いま計ったら39.3℃の熱があって心が折れました。

ひどく咳き込みながら、ゆっくりと家の中を歩く姿は僕を避ける家族の姿と相まって、まるでゾンビになりかけの死に損ないになった気分で余計落ち込みます。

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さて、僕の大好きなアメリカドラマ「THE WALKING DEAD(ウォーキング・デッド)」のシーズン5が、Huluで配信されないので、docomo系列の「dビデオ」という動画配信サービスに加入しました。おかげで、毎週木曜日はきっちりと「THE WALKING DEAD(ウォーキング・デッド)」のシーズン5を観ることができています。 

[ま]<朗報>THE WALKING DEAD(ウォーキング・デッド)シーズン5が「dビデオ」で配信されます @kun_maa - [ま]ぷるんにー!(พรุ่งนี้)

 

まあ、せっかく毎月500円(税別)支払うので、他にもおもしろいものはないかと探してみたら、けっこう僕が好きなゾンビ映画が充実していることがわかりました。

そこで、手始めに観たのが1979年日本公開の名作「ゾンビ」です。

この作品には日本公開版、アメリカ公開版、ディレクターズカット版など長さが異なるバージョンがいくつかあるのですが、139分間と一番長い「ディレクターズカット完全版」が配信されていました。まさかこれが無料配信されているなんて思いもしませんでした。感激で頭痛がひどくなりました。

原題は「DAWN of the DEAD」。ゾンビ映画界の巨匠ジョージ・A・ロメロ出世作であり、この作品によってゾンビがホラー映画のメジャー的存在へと昇格したと言っても過言ではない名作です。

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アメリカ中で死者が蘇り、人間を襲い始め貪り食うという衝撃的な世界。

死者が蘇る理由はわからず、社会は混乱の極みで放送局も警察もまともに機能を果たせなくなってきているというのが作品冒頭の時点です。

僕の記憶だと、すぐにヘリで街を逃げ出したと思っていたのですが、逃げ出すまでに主要な登場人物と社会の混乱の様子を意外と丁寧に描いていて、今までの思い違いにハッとさせられました。それともバージョンの違いかな?

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テレビ局職員のスティーブンとその恋人フラニー、警官のロジャーとピーターはヘリコプターで街を逃げ出します。これ以降、主な登場人物はこの4人だけです。あとはみーんなゾンビなのでなかなか見ごたえがありますよ。

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当初はカナダに逃げるつもりだったようだけど、なぜか郊外の大型ショッピングセンターに居着くことに。だって、店内のゾンビを始末すればあとは物資が山のようにあるんだもん。そりゃ居着くでしょ。パラダイスですよ。

このゾンビとショッピングセンターという鉄板のシチュエーションは、この作品から始まったんですよね。外界は終末を迎えたかのような死者の群れに覆われているのに、主人公たちは物資が豊富で、カオスと化した世界をある意味楽しんでいるっていうのがたまらんわけです。流れるBGMもどこかコメディ調だったり、登場するゾンビの行動が間抜けで笑わせられたり。

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それでも、しっかりとゾンビのお食事シーンや血しぶきぶしゃーなシーンは用意されているのでコアなゾンビファンも満足していただけるのではないかという全部入り作品です。

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冷静に考えると、もっと計画的に危険を冒さず慎重に行動していたら、全員かなりの期間生き延びることができたんじゃないかなあって思うんですけど、やっぱり無人のショッピングセンターを自分たちの好きなようにできるとなったら、人間も本性が出て冷静ではいられなくなるんですね。強欲・慢心・嫉妬・退屈...etc.

つかの間の平和に倦み、くだらないスリルの果てに命を失う者。ショッピングセンターを襲撃してきた別の人間たちが略奪するのを我慢できずに無謀な行動に出て命を落とす者。

そして、全てに絶望して銃口をこめかみにあてる者・・・結局最後は女性が一番強いんだよねって認識させられるというホラー映画にありがちなパターン。

男って弱いんだよね。所詮消耗品だから。

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しかし、良くも悪くもその後のゾンビ映画の歴史に大きな影響を与えた作品であることはまちがいなく、この「ゾンビ」のパクリのクソ映画(失礼、リスペクトしたインスパイア作品っていえばいいのかな?)がいったい何本作られたことやら。

もちろん、そういったB級、C級作品以外にも名作と言われるゾンビ作品に大きな影響を与え、この後のすぐれたゾンビ映画は、この作品の模倣かこの作品の影響の外で勝負するかのどちらかしか選択肢がなくなってしまったってくらい権威ある作品になっちゃったんですよね。ある意味、現代のゾンビの概念を固めた作品とも言えます。

ゾンビ映画ファンでこの作品を観ていない人はいないと思いますが、もしまだでしたら是非ご覧いただくと基本に帰っておもしろいと思います。

久しぶりに観てもすっごくおもしろかったですもん。熱でうなされながら、途中意識が飛んでるところがあるけどね。なにもそこまでしてゾンビを観なくてもいいじゃんって思うでしょ?僕も思いました。まだ当分の間配信されているみたいだし。慌てて観る必要まったくなし〜(꒪⌓꒪)〜

 

2004年にこの「ゾンビ」をリメイクした「ドーン・オブ・ザ・デッド」では、ジョージ・A・ロメロが監督をしなかったので、ロメロ風のうすのろゾンビではなく走るゾンビが新たな恐怖心を植え付けてくれたことは衝撃的でした。

それでも、やっぱりちゃんとショッピングセンターが出てきて安心したものです。 

いやー、ゾンビ映画って本当にいいものですね。 

[พ]映画「ドーン・オブ・ザ・デッド」/一番好きなゾンビ作品をHuluで見ることができる幸せ @kun_maa - [พ]Another ぷるんにー!(พรุ่งนี้)

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