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[พ]Another ぷるんにー!(พรุ่งนี้)

映画(ちょいエロ・ゾンビ・ホラーなど)の感想や「おっぱい愛」など、内容が異なるもうひとつの[ま]ぷるんにー!(พรุ่งนี้)

[พ]セックスメディア30年史ー欲望の革命児たち @kun_maa

読書感想
こんにちは!中学生の頃はエロ本の隠し場所に苦労した @kun_maa です。
しかし、昔はドキドキしながら買ったり見たりしたエロ本も、いつのまにかビデオ、DVD、インターネットとどんどんお手軽になっちゃって、エロ本なんて言葉は、もうほとんど死語ですね。

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だって、パソコン開けばすぐにエロ画像でも何でもお好みのものが手に入る時代ですから。今の青少年たちは恵まれているといっていいのかどうか・・
 
「セックスメディア30年史ー欲望の革命児たち」(荻上チキ 著) 
セックスメディア30年史欲望の革命児たち (ちくま新書)

セックスメディア30年史欲望の革命児たち (ちくま新書)

 

本書は、エロ本、官能小説、ポルノ映画、大人のおもちゃ、水商売、風俗、アダルトビデオ、出会い系サイトなどなど、1980年代から2010年にいたるまでの約30年間のセックスメディアの変遷を詳細に記述・分析しています。

 
その内容は非常にまじめです。
関連する統計や、関係者へのインタビューなどを通して、セックスメディアの変化についての「証言」を残すとともに、情報化社会と呼ばれるような携帯やインターネットの登場が、セックスメディアの総体をどのように変えていったのかといったことを細かくあるいは包括的に分析しています。
 
取り上げられているものは、僕にとって懐かしいなあと思うものから、初めて知るものまでいろいろでした。
 
本書を読み進めるうちに「政治的要因」、「経済的要因」、「技術的要因」、「文化的要因」の影響を複雑に受けながらも、巧みにその姿を組み替えてきたセックスメディアの姿があらわになっていきます。
 
第3章「何がエロ本を『殺した』か?」などは、個人的な思い入れを抜きにしても、社会学的あるいは経済学的に見て大変興味深い分析だと思います。
 
サブタイトルに「欲望の革命児たち」とあるように、関係者へのインタビューがとてもおもしろかったです。
 
なかでもTENGAの社長へのインタビューは秀逸で、社長の情熱がビリビリと伝わってくる刺激的なものでした。
 
正直、このインタビュー部分だけでも一読の価値があるとおもいます。
 
 
人に性欲がある限り、その強力な需要に応じてビジネスとしてのセックスメディアはこれからも成立し続けることは間違いないでしょう。
 
著者は最後にこうまとめています。

この世界では、ユーザーの欲望があれば、どれだけ時間がかかっても、必ずプロダクトが提供される。これまで6章に分けて、さまざまなセックスメディアの変化を追ってきた。人々の欲望を丁寧に嗅ぎとり、さまざまな要因に配慮しながら、より便利で、より満足度の高い、適正な価格で販売することができるサービスを提供すること。そうした作り手たちの試みが、現在のセックスメディアを変えてきた。
そうして登場してきたセックスメディアも、いずれは古びて失われていく。だが、この世界に性欲がある限り、その意思を継ぐものが現れ、新たなセックスメディアの形を生み出していく。政治、経済、文化、技術がどのように変っていったとしても、その循環運動を駆動させる欲望が枯れることは、決してない。 P.259 
セックスメディア30年史欲望の革命児たち (ちくま新書)

セックスメディア30年史欲望の革命児たち (ちくま新書)

 

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