[พ]サム・ライミ製作の映画「ポゼッション」を観てきたよ @kun_maa
こんにちは!ホラー映画を見るとひとりでトイレに行けなくなる @kun_maa です。
予告編を観て以来、その公開を心待ちにしていた映画「ポゼッション」を観てきました。
[ま]サム・ライミの映画「ポゼッション」(5月25日公開)がすごくおもしろそうだ @kun_maa - [ま]ぷるんにー!(พรุ่งนี้)
ホラー映画というジャンルの哀しさか、上映している映画館が少ないのが難点です。
仕方が無いので都内まで出ましたよ。だって近くに上映館がないんだもん。
結論から言うと、最後まで引き込まれるおもしろい作品でしたが、「これは傑作だ!」と大騒ぎするほどでもないかなって感じ。
観る前の期待値が大き過ぎると、こういうことはよくありますね。
どうしても「ああ、この程度だったか」って思っちゃいますから。
簡単に言うと、ユダヤ教の悪魔を封じ込めた箱をガレージセールで買ってしまった少女が、偶然その箱を開けてしまい、中に閉じ込められていた悪魔が取り憑いちゃうって話。
蛾が異常発生したり、女の子の性格や表情が豹変してしまったり、箱に対して異常に執着したりと不思議なことが次々と起こります。
それぞれのシーンはさすがによくできています。
不気味だったり、気持ち悪かったりとある意味「王道」のホラー映画。
少女の変化や不思議な出来事の原因が、例の箱にあることを疑った少女の父親(離婚したので元父)が、元妻や長女に信用されないので、少女を救うために孤軍奮闘。
箱の謎を突き止め、インターネットで悪魔払いのやり方を調べて自己流で少女に聖書の言葉を読みますが、あえなく敗退。
ちなみに、このシーンでは父親の持っている聖書がすごい勢いで吹っ飛ばされてその音にビビります。してやられました。ビクッとしてしまいました。
ユダヤ教のある宗派の長老にも会って悪魔払いを依頼しますが、あろうことか自分たちが悪魔に取り憑かれることを恐れて長老たちは悪魔払いを断ります。
ホラー映画にあるまじき態度です。
そうしている間にも、少女の様子はどんどん変化していきます。
さすがにおかしいと思った家族が病院に入院させて検査。気づくの遅すぎ。
病院の検査で、CTに悪魔が写るシーンがちょっと衝撃的でした。
悪魔が憑依するというより、寄生している感じ。これは斬新だなあと思いました。
そして言うまでもなくその映像は不気味です。
果たして、少女はどうなってしまうのか。
元父はどんな手段で悪魔に対抗するのか。
悪魔との対決シーンは少しだけ「エクソシスト」を彷彿とさせます。
悪魔自身の姿がもろに見えてこれまた醜悪で不気味なんですけどね。
なかなか迫力がありましたよ。
見た目の醜悪さと、やることのえげつなさの割には意外と素直な悪魔だなという印象はありますが。
ラストシーンは安心させて突き落とすというよくあるパターン。でも突き落とし方もかわいいものです。
最後まで飽きさせずに物語に引き込む手法とスピード感はさすがです。
最高傑作とは言えずとも、よくできているホラー映画だと思いました。
この映画、実話に基づいているそうですが、古くてなんだかよくわからないものにはやたらと手を出すもんじゃないなというのが教訓ですね。
【公式サイト】映画『ポゼッション』│5月25日、ロードショー
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