[พ]Another ぷるんにー!(พรุ่งนี้)

映画(ちょいエロ・ゾンビ・ホラーなど)の感想や「おっぱい愛」など、内容が異なるもうひとつの[ま]ぷるんにー!(พรุ่งนี้)

[พ]ドイツ製ゾンビ映画「END」/ゾンビ映画好きなら見ても損はない作品 @kun_maa

こんにちは!ゾンビは心の友 @kun_maa です。

 この作品、DVDのパッケージだけを見るとゾンビ映画とはどこにも書いていません。

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ちなみに、パッケージに書いてあるあらすじはこんな感じです。

ドイツ・ケルンの街から突然、人が消えた。
あの日から3日目。自分以外の生き残りを捜して人影の消えた街を彷徨っていたトムは、ついに7人の生存者を発見する。
7人は次々に湧き起る謎を互いにぶつけ合う。なぜ昨日までいた人々が消えたのか?なぜ自分たちだけが今も存在しているのか?
やがて古い基地の跡地で衛星電話を調達した彼らは、外部との交信を試みるがやはり応答はない。8人は生きるすべを求めて行動を共にするが、さらなる惨劇の嵐は彼らのすぐ背後に迫っていた。
いったい世界に何が起きたのか?そして人類復活の希望の光は見出だせるのか?

ね?ゾンビの「ゾ」の字もないでしょ?
どちらかというと、何か不思議な現象で突然街の人がみんな消えちゃいました的な映画かと思ってしまいます。
 
ところが、作品を見ると冒頭からゾンビが出まくりますw
なんか、パッケージのストーリーと違うんだけど・・・これは巧妙にゾンビ映画であることを隠しているのでしょうか?
なぜ隠すの?ゾンビ映画は恥ずかしいとでも思っているのですか?責任者出てこい!ww
 
 
それはさておき、映画の見所としては、次の2点だと思います。
 
①いろんなゾンビが出てきます
昔風のノロノロゾンビ、走るゾンビ、銃で撃っても死なないゾンビ、フェンスや障害物もヒョイヒョイ飛び越えていくハイパーゾンビ(?)、のっぺらぼうゾンビ、昼間しか活動しないゾンビ、夜行性ゾンビ・・・ゾンビ映画好きならきっと楽しめます。
 
原発事故をストーリーに絡めています
少数の生き残りをのぞいて、みんなゾンビになってしまっているわけなので、当然インフラも停止しています。
原子力発電所も例外ではなく、非常電源が失われれば、冷却機能が停止、メルトダウンを起こして爆発します。ドイツを含めてヨーロッパの原発は決して少なくありません。
ゾンビから逃れられても、ヨーロッパにとどまる限り放射能汚染の脅威に晒されるということになります。
今まで、あまりこういった題材を、具体的にゾンビ映画に取り込んできたものは見たことがなかったので新鮮です。
また、福島原発事故後の今だからこそ現実感も感じられます。
 
ただ、約2時間の映画なので、このストーリーにそれだけ時間をかける必要はないかなとは感じました。
 
途中で、ちょっとダレて眠くなった部分もありましたから。
 
それでも、ひとりひとりの登場人物のエゴや宗教観なんかも垣間見えたりして、なかなか楽しめる映画ではありました。
 
ゾンビのお食事シーンは、ほぼ皆無なので、スプラッター嫌いの人でも大丈夫です。
 
ウイルス感染によってどうやら世界中で発生しているらしいゾンビと、これから起こる世界中での原発事故という逃げ場がない、全く明るくない未来が待っている話なのに、悲壮感や緊張感があまり漂ってないところはちょっと能天気かなとは思いましたけど。
 
ゾンビ映画好きにはとりあえずおすすめしてもいいかなって映画です。

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