[พ]映画「夜明けのゾンビ(EXIT HUMANITY)」/南北戦争時代が舞台のゾンビ作品 @kun_maa
こんにちは!ゾンビ大好き @kun_maa です。
夜明けのゾンビって邦題が今ひとつ意味がわかりません。
原題はEXIT HUMANITYです。英語苦手なんで、原題も意味がよくわからんかったw
主人公は南北戦争を無事に生き延びて家族の元に帰りますが、妻と息子はゾンビになっちゃって自分で始末をつけます。
傷心の主人公は、息子の遺灰を想い出の滝に流すために1人旅に出ます。
昔なんで、乗り物は馬です。まあ、この馬も途中でゾンビに噛まれて死んじゃうという、なんていうか踏んだり蹴ったりです。
旅の途中で出会った男と仲間になり、元南軍の将軍のもとに捕われたその男の妹を助けに行きますが、主人公は銃で撃たれて死にそうになります。
ほんとついてないね、この主人公。
それでまあ、何で南軍の元将軍がその娘を捕まえたのかとか、ゾンビが発生した理由がシレッと明かされたりとかストーリーは展開して行くわけです。
ストーリー自体は、この主人公が後世のためにゾンビのことを書き残した本がもとになっているという筋立てなので、章で区切られて話も進みます。
確か、出だしは未来のゾンビ発生というところから始まってこの本の存在に続いたはずなのに、本編は主人公の話に終始して過去の話だけです。未来の話は放りっぱなし。
なんていうか、主人公かわいそう的な話がメインでゾンビはどちらかというと脇役。
でも、特殊メイクはそこそこチカラがはいってます。
登場するゾンビは昔ながらの、うすのろ系です。まちがっても走ったりしません。
残酷なお食事シーンもありません。
途中で、いかにも安っぽいアニメシーンが挿入されていて、B級感が増してます。
ゾンビ映画の舞台を昔に設定するっていうのは、発想としてはおもしろいと思うんですけど、あまりにも主人公の悲しみみたいなものにスポットを当てすぎていて、ゾンビ感が薄まってしまっているのが残念なところ。
敵対する元南軍も人数は少ないし、なんか壮大なことを企んでいる割にショボいです。
このなんか企んでいる南軍の残党って設定は必要なのだろうか?
つらつらと書き連ねてきましたが、ひとことでいうと「残念なゾンビ映画」。
もっとゾンビを前面に押し出して、バシバシ戦わないとね。
最初は、こんなシーンもあって期待したのに、後半に行くほどなんだかなあとなっていきます。だいたい中身の割に話が長過ぎ。見ている方もダレてきます。
もっと短く凝縮した方がおもしろいのにね。
それでもあえて見所をあげるとすると、ゾンビがなぜ発生したのかが明かされる部分と、ひたすら悲しい主人公といったところでしょうか。
一応、最後はハッピーエンドなのかなあ。ゾンビ問題は解決してないと思うんだけどね。
それほど、おすすめはしませんが、僕のようにゾンビならなんでもいいという方は話のタネに見てみるのも一興かと思います。
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