読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

[พ]Another ぷるんにー!(พรุ่งนี้)

映画(ちょいエロ・ゾンビ・ホラーなど)の感想や「おっぱい愛」など、内容が異なるもうひとつの[ま]ぷるんにー!(พรุ่งนี้)

[พ]映画「28週後...」/28日後とセットで観たい秀逸なゾンビ映画 @kun_maa

こんにちは!「28日後」を観たら「28週後」も観たくなりました @kun_maa です。

f:id:kun-maa:20130916170336j:plain

タイトルからわかるとおり、「28日後...」の続編とも言うべき作品です。

登場人物はもちろん違いますけどね。

2007年公開作品。「28日後...」で監督を務めたダニー・ボイルは今作では監督をせず、製作総指揮という立場でかかわっています。

同じテーマを扱っても、監督が変わるとこうも変わるのかと思うくらいこの作品はエンターテイメントに仕上がっています。

作品の冒頭は「28日後...」と時を同じくしたイギリス郊外で、ひっそりと家屋に隠れている人々とその場所への感染者の襲撃の描写から始まります。

f:id:kun-maa:20130916171153j:plain

 

妻を見捨てて自分だけ生き残ってしまったドン。

ドンを追いかける感染者の群れの全力疾走は「28日後...」と同様で衰えていません。

f:id:kun-maa:20130916171315j:plain

 

28日後...」では、すでにイギリス全土に「レイジ・ウィルス」が蔓延した世界が描かれ、世界の情勢は全く情報として入ってきませんでしたが(それがひとつの仕掛けでもあるので)、今作では一応感染の拡大から終息までについて説明がなされます。

レイジ・ウィルスの感染が拡大してから、

15日後:英国本土隔離措置

28日後:英国本土、レイジ・ウィルスで壊滅

5週後:感染者は飢餓で死に絶える

11週後:米国主導でNATO軍がロンドンへ

18週後:英国本土もはや感染の恐れなし

24週後:復興が始まる

そして、この作品の舞台である28週後。

 

ロンドンには感染者はいないものの、消毒や死体処理などが終わった安全地区と、まだそのまま放置されている危険地区に分かれています。

安全地区ではすでに1万5千人が生活再建にむけて動きだし、米軍が駐留して安全確保に当たっているという状態。

たまたまスペインへ旅行していたために助かった姉弟が、ロンドンに帰国してくるところから本編が始まると言っていいでしょう。

この姉弟は、妻を見捨ててひとりだけ助かった男ドンの子どもたちです。

 

すっかりときれいになり、復興に向けて活気のあるロンドンの安全地区を描くことで、その後に待ち受ける悲劇と絶望感がより強調されます。

 

きっかけは、この姉弟が危険地区にある自宅に私物を取りにいったことから始まります。

そこで発見された死んだはずの母親アリス。

彼女は、その特異体質のおかげでレイジ・ウィルスに感染しながら発症していないという状態で発見されました。

そして、安全地区に入り込むウィルス感染源。

 

見捨てた妻が生きていたことで動揺するドンは、軍の衛生施設に勝手に入り込みアリスに会いにいきます。見捨てたことを詫びるドンと、愛していると伝える妻。

感動的なシーンですね。しかし、これが滅びの第一歩。

アリスの血液、唾液にはレイジ・ウィルスがいるのです。

そんな危険性も考えずに安易にキスをしたことであっという間に感染するドン。

f:id:kun-maa:20130916173601j:plain

 

1人の感染者が発生したことで、やっと築かれ始めた平和が雪崩のように崩れていきます。

感染者の封じ込めに失敗した米軍は、感染者を含めた全ての住民を殲滅する作戦「コード・レッド」を発令。

感染者だけではなく、感染者に追われて逃げ惑う一般市民も皆殺しに。

そんな状況に耐えられない米軍の狙撃兵ドイルは持ち場を離れて、市民の救出に向かいます。

このドイル役は「ハート・ロッカー」「ボーン・レガシー」のジェレミー・レナーが演じているんですが、とてもかっこいいです。戦う男の役が似合う役者さんですね。

f:id:kun-maa:20130916175138j:plain

 

28日後...」はレイジ・ウィルスが蔓延した社会を「動」と「静」のコントラストを見事に使ってその恐怖感を表現しながら、人間の醜さまでも描いた名作ですが、この「28週後...」は、一見平和が訪れたかに見えた社会が、ほんのわずかな人間の勝手な行動(しかもそれが家族愛)がもとで簡単にパニックに陥り、破滅へと向かう有様を生々しく描いた、よりスケールの大きな作品となっています。

 

前作では抑え気味だったゾンビ(正確には「感染者」)も今作ではフル出場って感じで、血しぶきが飛び散ったり、市街戦があったりと大活躍です。

ヘリコプターで感染者の群れに突っ込み、次々とローターの餌食にしていくシーンなんて、もうぐっちゃぐちゃ。

f:id:kun-maa:20130916174945j:plain

 

えげつないほどの皆殺し作戦に出る米軍の非情さに背筋が寒くなったり、部分的にPOV方式の主観映像で恐怖を煽るシーンがあったり、身を挺して人類の希望となるかもしれない姉弟(ウィルス耐性があった母親の資質を遺伝しているかもしれない)を守るドイルのシーンに涙したりと、最後まで緊張感をもって鑑賞できる盛りだくさんのエンターテイメント作品です。

ドンと姉弟の確執はなんじゃこりゃ?ってくらい御都合主義な面はありましたが、そういった部分も含めて、この作品でも全作に引き続きしっかりと人間が描かれていて、いい作品だと思います。

そして、ラストシーンを見たとき、あれほど非情に見えた米軍の「コード・レッド」作戦の本当の必要性を思い知ることになります。

 

いやー、すごく久しぶり2作品続けて観たけどやっぱりどちらも秀逸だわ。

ぜひ、ゾンビ嫌いな人にもセットで見て欲しい作品ですね。


ゾンビが全力で追いかけてくる映画「28週後...」日本語予告編 - YouTube

このブログを気に入っていただけたら、ちょくちょくのぞきに来ていただけるとうれしいです。そして、とっても励みになります。