[พ]Another ぷるんにー!(พรุ่งนี้)

映画(ちょいエロ・ゾンビ・ホラーなど)の感想や「おっぱい愛」など、内容が異なるもうひとつの[ま]ぷるんにー!(พรุ่งนี้)

[พ]映画「ウォー・オブ・ザ・デッド」/ゾンビ兵がワラワラと出てくるけれども @kun_maa

こんにちは!風邪ひいて咳が止まりません @kun_maa です。

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第二次世界大戦フィンランドアメリカが組んで、ロシアと戦争したことなんてあったんですかね?

この映画、フィンランド軍に、なぜかアメリカ兵が参加してロシアの砦を攻める作戦を行おうとしています。

砦に着く前にロシア軍と遭遇して激しい戦闘になり、部隊はかなりの損害を受けます。

ところが、不思議なことに勝ったはずのロシア軍の陣地から悲鳴が・・・

そして、暗闇の森の中を走る不気味な人影。

この戦闘が行われた場所はナチス・ドイツが、捕虜を使って秘密裏に「不死」の研究を行っていた施設の近くだったのです。

「不死」の研究自体は、ヒトラーの命令で中止・封印されたという設定ですが、アンデッド化した捕虜兵士、そしてその兵士から感染したドイツ軍兵士など、まさにゾンビ兵がワラワラと生息している地帯だったのです。

 

ロシア軍も、フィンランドアメリカ合同軍もあっという間に、このアンデッドの餌食になっていきます。

夜の暗闇が舞台ということもありますが、第二次世界大戦の雰囲気をシリアスに出そうとしているのか、全体的に重く暗い印象の映画です。

登場するアンデッドは、銃で撃ってもなかなか死なない、頭を狙わないとダメというゾンビ仕様なんですけど、むしゃむしゃと人を食べたりはしません。

なので、襲って噛み付くことはあっても、内臓グチャグチャとかのスプラッタシーンは皆無。DVDのパッケージでは、アンデッドのドイツ兵が銃を構えていますが、武器も使いません。

全力疾走系のゾンビで、噛み付き攻撃は少なく、攻撃も格闘技かただバカみたいに突進してくるってのが多いです。

これをゾンビ映画に分類していいかどうか正直迷うところです。

不死身の兵士であっても、ゾンビではないような・・・。

戦争映画の雰囲気を追求し過ぎて、ゾンビ映画に特有のエンターテイメント性を失ってしまっているような気がします。

確かに、戦場の雰囲気はよく出ていると思いますが、ゾンビ映画のカラーじゃないと思います。

 

アンデッド兵の攻撃は常に全力疾走でパワフルですが、パターンは単調で、登場人物の人物描写も中途半端感が否めません。

思わせぶりなあるモノは、実は大して意味がないものだったり、アメリカ兵と(ラスボス的な)アンデッド兵とは、銃やナイフも使わずガチの格闘技で対戦というなんていうか、ちょっと残念な映画ではあります。

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戦争映画としても、ゾンビ映画としても中途半端で、なにが描きたかったのかよくわからない作品です。

何もすることがないヒマなとき(例えば風邪で寝込んでいるとか)に、時間つぶしで見るのはいいかもしれませんが、いわゆるゾンビ映画として楽しみにしているとがっかりすることは僕が保証します。

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